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日本の国際競争力

また少し暖かくなってき、本日は久々に自転車を出して学校に行ってみました。僕の持っている分厚いコードを着ていくと、最後のほうは上半身は汗をかくくらいで、思わずコートのボタンをはずさなければならないくらいの気候です(気温で言うと3度とかそのくらい)。

昨日、日本の友達と飲んでいて話が出たのが、今後の日本の国際競争力について。たしかに今は経済的にも強いし、文化的影響力も特に(東・東南)アジアに対しては強い。でもこれが今後も20年、30年のスパンでも続くのか?とおもうと非常に疑問。というのも、とくにアジアの諸国は日本に迫ってきており、ご存知のとおり、一部の産業では韓国のほうが強くなってきたりしてきている。彼らは非常にハングリーであるし、特にこっち来て思ったのが教育制度がしっかりしてきているというところ。大学での勉強は結構厳しいようですし、たとえば英語力ひとつとっても国際競争力強化のために国を挙げてがんばっていたりする(タイだと幼稚園から勉強させるし、韓国はTOEICのSCOREは日本より上)。
もちろん、日本人にも数え切れないほどすごい人たちがいらっしゃいますが、なんとなく、こういういろんな国の人たちが集まる場で、「日本はやっぱりすごい」とどれだけ思わせられているか、というのと、「他の国の人のすごい人たち」の両方を考えると、もはや差はない、という気がしてきています。

長期的な競争力を考えた場合、結局は「教育」で勝負がついてしまうと思っていて、日本の大学のように特に勉強もせず、なんとなくすごしてしまうような場合が多い状況と、たとえば米もそうですが、Undergradも結構忙しく勉強しているところを比較すると、危機感を持ってくる。兵役がいいとは思わないが、韓国人が精神的に強いのもそこから来ている気もしてくる。
そういうきちんと教育を受けている人が毎年社会に輩出されている国家と比較すると、いずれジリ貧に陥っていく気がするし、早く高度成長期の貯金で食べてきた生活を脱却しなくては、という気もしてくる。

教育制度をしっかり変えていかないと、まったく資源が無い日本では、結局淘汰されてしまうのでは・・・?という危機感を強く感じるようになってきています。教育は、社会の「足腰」になる部分ですからね。

by shinji_isono | 2006-01-09 11:10 | いそいそ的国際論  

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