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原子力は、是か非か?

という問題が昔からなされているかと思います。

実は比率だけで言うと、日本より原発に依存している国は結構あり(10カ国以上)、結構原発というのは浸透している。実はこれだけ浸透しているというのは知らなかった。

たとえばお隣韓国、日本よりエネルギー消費全体に対する原発依存度は高いですし、その絶対量の規模も世界6位。

CO2削減のためには原発だ!という議論もありますし、結論は出ていないものの、今後の原発利用の可能性は議論の余地のあるところ。

安全性が確保できないとかそういう問題もありますが、使うべき?使わないべき?というのは皆さんどう思いますか?
たまたまエネルギー政策のクラスのうち、次回がちょうど原発を対象にしており、その予習をしていた、というところです。

僕の個人的な意見は、「よくわからない」が正直なところで、
原発の廃棄物の処理方法がわかっていない以上、Sustainableではないのは確かでしょうし、とはいえ、それさえクリアできれば、実は「クリーンなエネルギー」にも代わりうるので推してみたい、というのもある。

環境問題ではない視点からも、たとえばOil価格の変動に対する経済のもろさに対するリスクを減らすためにも、原発依存度高めるというのはいいことであったりもする。
安全性に対して疑問なのは、すでにご存知のとおりで、それとの綱引きとなる。

個人的な意見ですが、きっとこの問題、まだちゃんと政治家の人が国民に問うたことがないのでは???と思っています。
このままだと電力供給足りなくなる、オイル依存は危険だし、原発を。。。あまり被害が起きても都市に影響を与えないような場所を選び、こっそり地元の反対だけを克服しながら建設する。ということをしているような気がします。

簡単に言えば、
ちょっと危険だけど、経済発展をしてもっと豊かな生活をできるほうを選びますか?
それとも危険が怖いのであれば、少々の生活の不自由は我慢しますか?

の綱引き。国民が選ぶべきでしょう。それをしていないので、一部の原発付近の人のみが苦しんだり、逆に彼らを巻き込むために不要に多くの補助金を付近の住民に与えたり、をしている気がしています。

原発反対!と唱える以上、「お前はじゃー不自由な生活を受け入れてもいいんだな?」に対して、「はい」といえる準備が必要。
これは原発だけに限らずいえることですが、これからもアメリカ型の社会を目指しますか?スウェーデンのような世界に移行しますか?みたいな議論とも通じる。

10年くらいかけて国民に何回も問いかけ、我々も今後の日本のあるべき姿、を考えることがひつようなのでしょう。
僕は、「もう経済成長はいいんじゃない?」という方によっては居ますが。。。

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by shinji_isono | 2006-03-07 16:34 | いそいそ的環境学  

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