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少子化問題再び

厚生労働省は8日、2006年版厚生労働白書を公表した。白書は、少子化の要因の一つに、30代を中心とした育児世代の長時間労働を挙げ、労働者の仕事と生活の調和を実現する働き方の見直しは企業の社会的責任であると強調した。
、「少子化の一つの要因で、長期的にみて社会の活力を低下させる」と分析。労働者が仕事に偏った生活から解放され、仕事と家庭の調和がとれた状況「ワークライフバランス」の実現を求めている。

と、ニュースにありました。
まさにこないだ書いたように、実際東京の都心で安心して子育てできるようにするには、結構な所得が必要で、それを稼ぐための仕事をするには長時間労働が必要となる、となると子育ての時間が無くなってやっぱり生めない・・・

そんな感じでしょうか。
「企業の社会的責任」とか言ってしまうところが、厚生省の方々が経済を勉強していない、というか安易な結論に持っていきすぎ、といいたいところですが・・・

個人的には、すでに日本人はあの狭い島に多すぎるのであって、さらに子供が増えたらますます社会の活力が低下するのでは?と思っているのです。
高度な都市化による人口の一極集中では、物価上昇により、仕事にありつけても最低限の生活費に消えてしまい、その限られた仕事を維持するにはたっぷり毎日働かなければならない。つまり、まったく「豊か」にならないということ。人口を一定にさせることを前提に、いかに国土全体を使って豊かさを増すべきか?を考えるべき。

そういえば、首都移転の話はどうなったんだろう???

by shinji_isono | 2006-09-08 13:00 | いそいそ的環境学  

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