人気ブログランキング | 話題のタグを見る

伝説のフィールド

にたてて幸せ。

幸運なことに本日は、数千人の卒業生を持ち、過去何回もうちの大学のベスト教授(スクールじゃなくて大学全体で)に選ばれたこともあるばーと教授のフィールドトリップに参加できました。 この教授はすでに退官されてるのですが、今回はゲストスピーカーということでいらっしゃってました。

学校からはおそらく20kmくらい離れたところの大学が管理する山林。
山に入り、木を見て土をさわり、「かんきょうすくーる」って感じの授業でした。
まず迫力が違う。70過ぎたおじいちゃんにもかかわらず、山の中を誰よりも早く歩き、次々とぱっと見た木を説明し、背後の生態系に迫る。もう、あまり世の中にはいなくなってるらしいですが、土を「テイスティング」ができる人。食管および味覚で、土がどういうものでどういう成分が多く含まれてるか等々がわかるらしい。英語もきれいですし、非常にわかりやすい(専門用語に僕は多少着いていけませんでしたが・・・)。ぱっと薬品を出して、土壌の各層のPHをはかって見せたと思いきや、木の樹皮を削り、「オレンジのさわやかな味がするから食べてごらん」と、とっても苦いものを食べさせる、といったおちゃめなところも。

一週間における最後の授業がいつもこれなのですが、今日は非常にImpressiveでした。

僕にはどれも同じ木に見えるんだけど、君はどう?
と政策専攻の友達に聞いたところ、おれもまたーくわからんといってました。僕にとってSpeciesは「木」「草」という大きなカテゴリが単位なので、それより細かいのはわかりません。

大事なのは「雰囲気」を味わうことです。
家に帰って、頭に残ってるのは、
「土がねっとりしてた」
「枯葉がいがいと少なかった(腐食が早いから)」
「手が寒かった(ので次回は手袋必要だろう)」
だけですが、気にしない。今日のビールは「だいまんぞくのビール」。お酒も筆も進みますな。

by shinji_isono | 2006-09-29 09:42 | AnnArbor生活  

<< ボヤ 心が引き締まる >>