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お金の大切さ

最近、試験がばしばし行われ、やたら「Good Luck!」という掛け声が飛び交う中、勉強しております。

本日はお金のお話。

「日本人は金持っている。」と思われがちですが、それは日本の給料をもらって、たとえば発展途上国で生活した場合のお話。
確かに、よその国に比べて、電子機器をやたら持っている気もしないでもないですが、それ以外、別に「贅沢をしている」とおもっている日本人はそんなには居ないでしょう。少なくとも他の先進国と比べれば。

これは国外に出たときも同じ。アメリカのほうが劇的に食べ物(スーパーで買う場合)安いにもかかわらず、その安い中での「高い、安い」を判断し、ぶーぶー文句を言ってみたりする。

結局大事なのは、相対比であって、その母集団の中での上下を議論しているに過ぎない。
絶対値で言ったら、そりゃーめちゃくちゃ贅沢な生活を送らせてもらってます。。。ということもできる。明日の飯食えるか不安におもうことは無いですし、お金の許す範囲であれば、毎日自分の食べたいものを選んで食べることが出来る。

今年一年というのは非常に僕にとって面白い年で、その両方を体験できた、と言ってもいい。前半半年は、働いていたのでお金もありましたし、会社のお金でおいしいものを食べたりもしてた。一方で今、1ドルも惜しんでいて、一日使う金額はおそらく5ドル以下(住居、光熱費除く)。最近、住居費、水道光熱費、食費以外は何も使わないので(たとえば飲みに行く、本・CDを買う、ちょっとした小物を買う等々も月に2~3回程度)、そもそも財布を持っていってもあけないで帰ってくるということもしばしば。仕事中は、ジュースなんてただのようなものとして、ばしばし買ってましたが、もはやもったいなくて買えない。空の水筒を持っていって、冷水器で水を入れて飲んでいる(これは結構いろんな人がやっている)。

まー、冷や飯食った分だけ成長できる、という言葉のとおり、修行の身、仕方ないと思う反面、実はそんなにひもじいとは思っていない。大事なのは相対比であって、たまに7ドルくらいの日本で食ったらフツーの韓国料理のセットを食うだけで、相当満足した気持ちになる。僕が昔から言っていた「高級な地酒じゃなければ満足できない」というのと「オオゼキでもおいしい」と思える人とどっちが幸せか?ということ。実は幸せ度は対して変わらない。

今思えば、日本での生活は「すげー無駄使いしてたなー」という気がしてならない。結局、その無駄遣いが「贅沢をしている」ということであり、単なる無駄遣いなので本人は満足感が得られない、そんな気がしています。

1円だって大事よ、と言われて親から教育を受けてきた割には、いつの間にか忘れてしまっているこの感覚。もう一度取り返すのに、ほんとにいい経験をしている、という気がします。
(人生いつまでたっても、下積み生活な気がしてなりませんが、、、このごろ。。。)
お金の大切さをしみじみと味わっているところです。

ちなみに、自炊生活中心の生活のため、なんとアメリカに来て体重が減ってしまっている。
太っちゃうような食べ物を作れないんですよねーーー。レパートリーが少なすぎて。。。

by shinji_isono | 2005-12-20 14:16 | AnnArbor生活  

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