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スピードが出てきたリサーチ3日目


要領を覚え、我らのインタビュースピードが上がってまいりました。本日、15人の方にインタビュー。これで目標とする100人インタビューのちょうど1/3をクリアしたことになります。

今日はちょっと多様な人たちに聞け、答えも変わってきて面白かったです。女性にもインタビューを始めましたし、その女性のうちの数人は「マイクロエンタープライズ」によるビジネスを行っていたりする。これは、銀行から少しお金を借りたりして、文字通り小さなビジネスをすること。この人たちはバターオイルを作って売っている、とのことでした。また、この村のリーダーの人一人にも話が聞け(この人はグループでの作業を推進するようなリーダーなのだそうです。)、いろいろ普通の村人との意見の違いがあり、面白かったです。

最近、道を歩いているだけで、友達が増えてきました。ガーナ人、親切なだけでなく結構フレンドリーな人も多く、いきなり握手を求められ
「どっからきたんだ?」
「これ、君に見せたい紙幣なんだ(香港のお金でした)」
「ガーナの政策についてもっと話したい、今度はいつ会えるか?」
等々。

今日はいきつけの「ファーストフード」と書かれている(いわゆる日本のファーストフードとは全然違うのですが)レストランのおやじに道路で会い、
「今日はこなかったじゃないか」
に対して説明をしたり。。。

僕のリサーチの話をすると、「それは非常にいいことだ!」と皆さん言われます。また、JICAは非常にGhanaでは有名で、「JICAの人か?」と聞かれたり、「このレストランにはよく来るよ」、と言ってきたりします。
日本では、国際援助に関して、「お金を一杯出しているらしい・・・」くらいしかあまり浸透してなかったりもするかもしれませんが、こんな遠い地で、JICAさんなどは非常に喜ばれております。こういうところも、日本がすごいところだな、と思ったりもしますね。

日本がすごいと言えば、ものづくり日本はほんとすごいと思います。
ガーナにある車も多くは、日本製ですし、家電製品も驚くほど日本のものが浸透している。さすがに、家電製品のいいやつをぽんぽん買える国ではないので(おそらくこのタマレではテレビを買える人がちょこちょこいるくらいで、それ以上のパソコン、カメラ、家庭用冷蔵庫、クーラーなぞは持ってのほか、という状態)、そんなに量があるわけでもないでしょうが、たとえばHITACHIとかは道路端に大きなポスターの広告があったりします。

とりあえず、困るのが「スーパー」がTamaleには無いこと。基本的にお店は、日本で言う屋台みたいなの、もしくは昔の駄菓子やっぽい雰囲気のお店しかなくて、モノを買うときには、相当探さなければ無い。首都アクラにも2件しかありませんでしたね。100万人くらい住んでいる都市なのに。。。

夜はアーメッド氏の自宅で、ガーナ料理のFUFUというものを頂きました。ヤンといわれる芋を蒸し、それをこねて団子状(団子といっても超大きい団子。餅つき大会の臼の中にある餅に近い。)にしたものを、ナス、トマト、生姜をベースにチキンや魚を煮たスープをかけて食べると言うもの。もちろん、フォーク等は使わず、「手」でいただきました。うまかった!また、ちょっと辛いですが、そんなに辛すぎもせず、結構食べれました。アーメッド家には二人のお子さんがおり、下の子はまだ3歳。僕になついていました。

PS アーメッド氏の車に乗っていると、レイチャールズが歌う「エリーマイラブ」が流れてきた!これは日本の歌なんですよ、というとへーといっていた。ガーナ人にも「いとしのエリー」も聞かれているとはすごいですね。。。ガーナ人はガーナ特有の音楽(南米のレゲエ的な音楽に近いと思う)に加え、アメリカの音楽も聴いたりするそうです。

by shinji_isono | 2006-06-26 02:32 | ガーナフィールドリサーチ  

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